放射防壁ペイント 3000K

スペースシャトルを守った宇宙技術
宇宙へ行くために開発された宇宙技術は、多くが応用され使われてきました。その中の一つ、太陽光や大気圏突入時の燃焼から宇宙船を守る放射熱防壁技術を応用したのが、遮熱・断熱・遮音に優れた塗料【放射防壁ペイント3000K】です。

宇宙船を守る遮熱セラミック材
スペースシャトルが、秒速7kmのスピードで大気圏に突入する際発生する1600度以上の熱の壁を通り抜けるため開発されたのが、熱を伝えにくく反射し放散するセラミック技術。

マイクロセラミックボールとは
NASAの開発したセラミック技術を応用し、ナトリウムホウ素シリカをピンポン玉のような中空ボール状にした40~100μの極小で軽量、硬いセラミック材で、放射熱バリアーが優れている。
塗装時のマイクロセラミックボール
撹拌し塗装直後のセラミックボールは、
塗膜の中でよく混ざっている。
溶剤が揮発した後のセラミックボールは、
塗膜面に隙間なく何列も均一に並ぶ。
塗装回数に比例し放射防壁が厚くなり、
遮熱・断熱・遮音効果が高くなる。
放射防壁ペイント 3000Kの特徴
- マイクロセラミックボールを、約50%配合。
- 熱反射性着色顔料と遮熱性リン片状紛体の配合でより遮熱・断熱性能をアップ。
- 遮熱・断熱・遮音度合いを、塗り重ねる回数で調整できる。
- 遮熱例: 蒸気配管を膜厚2.5mm塗装で90℃が60℃。
- 防音例: 1.0mm鋼板に膜厚0.4mm塗装で高周波5デシベル減衰。
- シリコン塗膜により、耐候性、耐水性を長期間保持。
- 吹き付け、ローラー、刷毛塗りと塗装方法が選べる。
- 水性1液型、ホルムアルデヒド含有量F☆☆☆☆、臭気少なく引火性無く安全




使用方法(標準)
下地処理 | ごみ、汚れ、旧塗膜を除去清掃 必要に応じ錆止め、コーキング |
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下塗り | 下地材に合ったプライマーを使用 |
塗装準備 | 成分が均一になるよう低速にて撹拌 |
塗付量 | 1回 0.2kg/㎡(53㎡/缶) |
塗装仕様 | 膜厚0.2mm×2回塗り |
粘稠度 | 約85ポアズ 5%以下水道水希釈可 |
塗布方法 | ローラー、ハケ塗り、吹き付け |
塗布条件 | 5℃以上、湿度80%以下 |
乾燥時間 | 夏季:指触30分/硬化5時間 冬季:指触60分/硬化10時間 |
保管期限 | 常温・暗所 1年以内に使用 |